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雨の香り。

そこに在ればいい。

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2017/12/12(Tue)22:47

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誰も居ない場所。

2008/06/10(Tue)19:03




灰の雨 降る
静かに 空気を殺していく


灰の雨 降り
肩に積もる
遠くから 石の割れる音が聞こえる



立ち尽くす私
包帯のとれた私
空洞のような目をしている
露出してしまった肌から
少しずつ水分が消えはじめる


・・・あぁ 灰が隠した貴方は死んでいくでしょう


それなのに私は
まだ滑らかな肌を削り
貴方に水をかけているのです
 ただ、色づいていくばかりだけど



雫が垂れるたび
砂のように崩れていく
灰に近づく貴方は死んでいるでしょう
私が吸った空気もそう

あぁ だから私も死んでいくでしょう




光無い此処に広がる
脆い 脆いもの

流れていた川や
色のあった草花
感情や
感覚



枯れてしまった傷口
手首を崩しても


灰の雨
赤く色づいた灰の上に降る
その上に重なるように
倒れてゆく





・・・乾いた音をたて
小さく舞い上がった

やがて消える砂塵。



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